鍼治療には大きく分けて二つのアプローチがあるんです。一つは「トリガーポイント」に対するもの。これは筋肉の中にできるしこりや痛みの元になっているポイントで、そこに鍼を刺すことで血流を良くして筋肉の緊張をほぐしていきます。肩こりや腰痛がなかなか取れない人にはこの方法がとても効果的なんです。
もう一つは「内臓へのアプローチ」です。これは東洋医学的な考え方で、ツボを使って内臓の働きを整えていきます。たとえば、お腹の調子が悪いときは足のツボを使ったり、女性の月経の悩みには特定のツボを刺激したりします。鍼で自律神経のバランスも整うので、体全体の調子が良くなっていきます。どちらのアプローチもお体の状態によって使うことで効果的な治療ができるんですよ。