テニス肘ゴルフ肘

テニス肘(外側上顆炎)とゴルフ肘(内側上顆炎)は、それぞれ肘の外側と内側に痛みや炎症を引き起こす状態です。以下にそれぞれの症状を詳しく説明します:

テニス肘の症状:

  1. 外側の痛み: 肘の外側に鈍痛や炎症が生じます。特に、肘を曲げたり伸ばしたりする動作、物を掴む動作、手首を反らす動作が痛みを引き起こしやすいです。
  2. 痛みの放散: 痛みは肘から手首にかけて広がることがあります。手首の外側や前腕にも痛みや不快感を感じることがあります。
  3. 握力の低下: テニス肘では、握力の低下や物を掴む力の減少が見られることがあります。
  4. 痛みの悪化: 症状が進行すると、日常生活の活動や腕を使った動作がますます困難になる場合があります。

ゴルフ肘の症状:

  1. 内側の痛み: 肘の内側に痛みや炎症が生じます。特に、肘を曲げたり伸ばしたりする動作、握力を強める動作が痛みを引き起こしやすいです。
  2. 痛みの放散: 痛みは肘から内側の前腕にかけて広がることがあります。
  3. 握力の低下: ゴルフ肘では、握力の低下や物を掴む力の減少が見られることがあります。
  4. 痛みの悪化: 症状が進行すると、日常生活の活動や腕を使った動作が制約される場合があります。

当院では、テニス肘(外側上顆炎)とゴルフ肘(内側上顆炎)の症状を緩和するために、特定のトリガーポイントをマッサージや鍼治療をすることにより、症状の緩和を目指します。以下に一般的なトリガーポイントを一例を紹介します。

テニス肘のトリガーポイント:

  1. 外上顆(尺骨外上顆)周辺の筋肉: 外側上顆炎の主なトリガーポイントは、腕の外側に位置する腕筋繊維群(橈側前腕筋)です。特に、外上顆周辺の筋肉が痛みの原因になることがあります。
  2. 手首の屈筋群: テニス肘の症状は手首の屈筋に関連している場合もあります。これには、橈側腕筋(指の付け根側の屈筋)や掌側腕筋(指の先端側の屈筋)が含まれます。

ゴルフ肘のトリガーポイント:

  1. 内上顆(尺骨内上顆)周辺の筋肉: ゴルフ肘の主なトリガーポイントは、腕の内側に位置する腕筋繊維群(尺側前腕筋)です。特に、内上顆周辺の筋肉が痛みの原因となることがあります。
  2. 手首の伸筋群: ゴルフ肘の症状は手首の伸筋に関連している場合もあります。これには、尺骨伸筋(手の甲側の伸筋)や尺骨側頭伸筋(手首の背側の伸筋)が含まれます。